01 / GENTEN
不幻老 / FUGENRO
フゲンロウ
- 分類
- 原天 / GENTEN
死に忘れられた翁
八本の異形の脚と、老人のような顔を持つ原天。 古木とも腐食した青銅ともつかない身体で、人の世をただ観測している。 不幻老が触れるのは、固まりすぎた状態。 変わらなくなったもの、終われなくなったものに干渉し、その固定を緩める。 死を与える存在ではない。 生を否定する存在でもない。 そして、人間に「終わるべきだ」と教えることもしない。 白伏村では長らく「死神」と恐れられてきた。 しかし本人は、その呼び名にも、人間が考える神の役割にもほとんど関心を示さない。 問われても、多くを説明しない。 それが本当に分からないのか。 答える必要を感じていないのか。 その境界すら、誰にも分からない。
死など、司っておらん。初出章を読む: 第一章 不幻老――死なない村 → ← DIVINITIES一覧へ