CHAPTER 01
第一章|死なない村
死なない村
THE VILLAGE WHERE NO ONE DIES
その村では、百年以上、誰も死んでいなかった。昨日の朝までは。

百年以上、死者の出なかった村で、一人の老人が死んだ。病でも、事故でも、殺人でもない。老人は、自ら「終わり」を望んでいた。シキはその死を追い、村の外れにある森へ向かう。そこで待っていたのは、死を司らない神――第一ノ御霊、不幻老だった。
終わりがあるってのは、案外やさしいことだったのかもしれんな。
SYNOPSIS
あらすじ
百年以上にわたり、誰一人として死ぬことのなかった村。そこに初めて一人の死者が現れる。異常を調査するため村を訪れたシキは、死者が自ら終わりを望んでいたことを知る。その痕跡を追った先で出会ったのは、原天八御霊の第一ノ御霊・不幻老。そして「死なない」という救済を破壊し、世界を本来の姿へ還そうとする還理衆だった。救いとは何か。終わりを奪うことは、本当に人を救うことなのか。シキは初めて、天律と原天の狭間に立つことになる。
